社内ニートの現状について

そもそも社内ニートとは??


労働者であるため、ニートではないが、仕事がないため社内でほとんど働いていない労働者、
のことをさします。
言い換えれば、仕事がないにも関わらず出社し、1日をもてあました状態ですごし、
労働者であるがゆえに給料がもらえる人たちのことになります。


社内ニートは果たして幸せか??


上のような状況を聞くと、うらやましく思われるかもしれません。
とりわけ、満足な収入を得られず、生活が苦しい状態の方にとってはこの上ない贅沢のように聞こえるでしょう。

それでは、社内ニートは果たして幸せなのでしょうか??

一概にそうではないと考えられます。

社内ニートに対する社内の人の目は冷たい、もしくは、いないものとして扱われてしまう場合があるからです。

マイペースで、ネットサーフィンなどをしながら楽しく過ごせるタイプの人はいいかと思いますが、
生真面目で人目が気になるタイプの人にしてみれば、周りからのそのような扱いはこの上ない苦痛となるでしょう。
また、仕事をしていないがために評価されず、同僚が昇進していく中、取り残されて焦りを覚える人も出てくるでしょう。

このように、社内ニートは一概には幸せとはいえない、むしろ、不幸な人も多数いると考えられます。

筆者の社内ニート経験談


筆者も新人の頃、2ヶ月間ほど社内ニートを経験したことがあり、他の同期が仕事を任せられて立派に成長していく中
とりとめのない無力感に苛まれたことがあります。
新人ということもあってか、何をやっていいのかわからない、上司に聞くも仕事がないことも多々…。
思わず勤務中に勝手に涙があふれてきて、その場にいられなくなり、トイレまでダッシュしたことも少なくありません。

もうあの経験はしたくないですね。

社内ニートになる原因とその対策


社内ニートになってしまう原因としては主に以下の3つが考えられます。

1.そもそも仕事がない

不景気や受注不達成により、企業や部署自体に仕事がない。
このような状況下では必然的に社員に回ってくる仕事も減ってしまいますよね。

景気がよくなったり、仕事を受注できればこの状況は改善されますし、
社員が自ら新しい仕事を作り出す、というのも改善の一手かもしれません。

2.上司のマネジメント不足

上司による人員配置のミスにより、一部の社員が暇をもてあましてしまうことがあります。
こういった場合は積極的に上司をはじめ社内の人間と積極的にコミュニケーションをとり、
仕事をもらえるようにしていきましょう。

3. 本人のコミュニケーション・信頼不足

真面目だけどコミュニケーション下手な場合や、
逆に仕事が適当すぎて周りからの信頼を失ってしまった場合です。

まずは自身の言動を見直し、周りの人とコミュニケーションを欠かさないようにしながら
改善を試みましょう。

一度ついてしまった印象を覆すのは難しいかもしれませんが、
根気よく努力を続けていればきっと周りも見直してくれるに違いありません。

改善が見られない場合は


とはいえ、どれだけがんばっても改善が見られない場合も出てくるかと思います。
その場合の対策についても、ご紹介しておきます。

1. 転職する

思い切って働く環境を変えてしまいましょう。
やりがいのある、いい環境に巡り合えるかもしれません。

2. 社内ニートを続ける

やることがないとはいえ、お給料はもらえているわけですから、生活していく上では困らないはず。
社内ニートとして、そのままやっていくのもありでしょう。
ただし、不況や企業の業績悪化でいつその状態がたたれるかわかりません。
そういった場合に備えて同時になんらかのスキル磨きもしておいたほうがいいですね。


終わりに


いかがだったでしょうか??

社内ニートについて、少しでも理解が深まったのであれば幸いです。
もし社内ニートになってしまったら、むしろチャンスと捉え、
自分で道を切り開いていくといいですね。