整理&比較でスッキリ! 投資信託のメリットとリスク

前回、投資信託が手軽に始められる投資である、とお伝えしました。
でも、どんなメリット、逆にリスクがあるのか分からないままでは、なかなか始める気にならないですよね。

今回は、そんな投資信託のメリットとリスクについてまとめてみました。

投資信託のメリット

投資信託には以下の4つのメリットがあります。

1.少額から始められる
・通常の株式投資や債券投資にはまとまった資金が必要だが、投資信託は月額¥100から始められるものもある

2.複数の商品に分散投資ができる
・小口のお金を集めてひとつの大きな資金として運用。分散投資が可能なため、リスクを軽減できる

3.専門家により運用される
・専門知識をつけた投資のプロが投資家に代わって運用してくれ、また、個人での購入が困難な海外株式や債券、金融商品への投資も可能。

4.高い透明性がある
・原則毎日、基準価格(取引価格)が公表されていて値動きが分かりやすい
・決算ごとに監査法人などによる監査を受けているため、透明性も高い

投資信託のリスクと種類

続いてリスクについて見ていきましょう。
リスクと聞くと、危険なイメージを持つ方もいるかもしれません。
ですが、実際は違います。
リスクとは結果が不確実であることを指します。
具体的にはリターン(=収益)の振れ幅を指し、変動の幅が大きいほどリスクが大きいといえるのです。

リスクとリターンは表裏一体。
高い収益を得たければ、それだけ大きいリスクをとる必要がありますし(ハイリスク・ハイリターン)、低い収益でよければリスクは小さくてよいわけです(ローリスク・ローリターン)。

ではリスク、すなわち、結果が不確実であることにはどういったものがあるのでしょうか。
投資信託には、大きく分けて以下の4つのリスクがあります。

1.価格変動リスク
投資信託が組み入れている株式や債券の価格が変動する可能性

2.為替変動リスク
・為替レートが変動する可能性。外国株式や外国債券で運用する場合は基本的にこの為替変動リスクがあり、円高になれば基準価格にマイナス、円安になれば基準価格にプラスの影響がある

3.信用(デフォルト)リスク
・債券等を有する国や企業が財政難や経営不振などにより、あらかじめ定めた条件による利息や償還金の支払いができなくなる可能性

4.金利変動リスク
金利が変動する可能性のこと。金利が上がると債券価格は下落し、金利が下がると債券価格は上昇する

預貯金 vs 投資信託

投資信託のメリットとリスクについて上で述べましたが、単体だと分かりにくいと思います。
そこで、お馴染みの預貯金と比較してみました。

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これだけみると、預貯金に比べてのデメリットが大きく見えてしまうかもしれません。

しかし、預貯金の平均利率は定期預金(貯金)で年利0.01%、普通預金(貯金)だとわずか年利0.001%しかありません。
一方、投資信託は、商品によっては年利40%以上を超える場合もあります。
もっともその分リスクも大きくなるので、一概にいいとはいえませんが、
預貯金ではほとんど増えない今、うまく取り入れて資産運用・形成に取り入れていきたいですね。

終わりに

いかがだったでしょうか。
投資信託のメリットとリスクを正しく理解して、賢く取り入れていきたいですね。