どう選べばいいの?? 3つの観点から選ぶ投資信託
投資信託で資産運用するなら、できるだけ大きなリターンを得たいですよね。
今回は、できるだけ大きなリターンを得るために考慮すべき点を
投資先・投資対象による分類
手数料
運用方法
の3つの観点からまとめてみました。
投資先・投資対象による分類
投資信託を投資先・投資対象により分類すると以下のようになります。
その他には、定期預金や保険などに投資するタイプのものなどがあります。
投資先・投資対象別のリスク・リターンをグラフ化すると以下のようになります。
リスクとリターンはほぼ比例の関係になっており、おおよそ
国内債券 < 海外債券 < 国内株式 < 海外株式 ≓ 国内不動産投信 < 海外不動産投信
となっていることが分かると思います。
以前のブログでも述べましたが、
大きなリターンを得たければそれだけのリスクをとる必要があり(ハイリスク・ハイリターン)、リスクを抑えたければリターンも低くなります(ローリスク・ローリターン)。
手数料
次に手数料について。
投資信託には大きく分けて以下の5つの手数料があります。
購入時手数料
購入時に販売会社に支払う費用。
この手数料がない場合もあります(ノーロード)。
信託報酬
投資信託を保有している間に、投資信託の保有額に応じて日々支払う費用。
投資信託の信託財産から間接的に支払われます。
監査報酬
投資信託が監査を受ける際に要する費用。
投資信託の信託財産から間接的に支払われます。
売買委託手数料
投資信託が投資する株式などを売買する際に発生する費用。
投資信託の信託財産から間接的に支払われます。
信託財産留保額
投資信託を購入または解約する際、手数料とは別に徴収される費用。
直接支払います。
手数料は安いほうが運用に回せる資金、リターンが大きくなるのですが
以下で述べる運用方法によっても変わってくるのでそちらも参考にするとよいでしょう。
運用方法
投資信託では、日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)といった指標の動きとの比較で
運用がうまくいったかどうかの判断がされます。
運用成果を比較する指標はベンチマークと呼ばれ、以下の2つの運用方法に大別されます。
インデックス運用
ベンチマークの収益率と同じような運用成果を目指す方法。
実際に投資される銘柄は、ベンチマークの構成と原則として同じか、それに準じて決められます。
アクティブ運用
ベンチマークの収益率を上回る運用成果を目指す方法。
投資対象となる資産や個別銘柄の調査・分析などを行い、将来、相対的に高い収益率をあげることが予想される資産や個別銘柄を選別して投資します。
調査・分析などに費用を有するため、信託報酬はインデックス運用と比較すると高くなる傾向にあります。
終わりに
できるだけ大きなリターンを得たければリスクが大きく手数料が安い商品を選ぶとよいかと思います。
しかし、上でも記述した通り、調査・分析の関係で手数料が大きく、それに見合ったリターンが得られているのであればそちらを選んでもいいでしょう。
上を参考に詳しくは選択しようとする商品の運用実績等を調べ最終的な判断をするようにしてくださいね。