そういうことだったのか! ～ 子会社、関連会社、関係会社の違い ～
決算資料を読む練習も兼ねて、NTTドコモの第27期（2017年4月1日～2018年3月31日）の
有価証券報告書を見ていたときのこと。
子会社、関連会社、関係会社という言葉が目にとまりました。
▲ 株式会社 NTTドコモ 第27期（自 2017年4月1日 至2018年3月31日）有価証券報告書 より一部抜粋
そういえば、これらはどう違うんだろう？ 気になったので、調べてみました。
子会社
親会社に会社の株の50%以上を所有されている場合や、
それ未満でも実質的に支配されている会社
ちなみに、俗にいう孫会社も子会社の分類になるんだとか。
関連会社
親会社に会社の株の20-50%を所有されている会社や、
経営上の方針決定に重要な影響を与えることができる会社のこと
関係会社
親会社、子会社、関連会社
また、その会社が他の会社の関連会社である場合
だそうです。
子会社、関連会社に含まれる形になりますね。
図にするとこんな感じでしょうか。
A社にとっての、子会社、関連会社、親会社が関係会社
親会社にとっては、A社、A社の子会社、A社の関連会社が関係会社
A社の子会社にとっては、親会社、A社が関係会社、
A社の関連会社にとっては、親会社、A社が関係会社
A社の子会社とA社の関連会社に支配・影響関係がなければ
この図は厳密にいえば一部間違っていることになるのでしょうが。
いずれにせよ、株の所有割合で会社の分類が変わってくること、
親会社も加えて関係会社と覚えておくとよさそうですね。
