数値から紐解く株式の価値2 ~ それぞれの数値の適正値 ~
株式の価値を知るには、
・株価収益率(PER)
・株価純資産倍率(PBR)
・自己資本利益率(ROE)
がカギになってくる、と分かりました。
これらの3つの指標はありがたいことに自分で計算しなくても、
などのサイトで閲覧することが可能です。
それよりも、
・それぞれの数値がどのくらいあればよいといえるのか
・兼ね合いで考えるとどうなのか
といった部分がポイントになってきます。
今回は、それぞれの適正値を確認し、実際の数値をもとに分析を行ってみました。
分析の対象としたのは、『ホットマン』(3190)。
(思いついた数値を入力して出てきたこの企業さんを使わせていただきました。)
▲(株)ホットマン 参考指標(2018.08.30 23:00現在)
※リアルタイムの情報はこちらから↓
stocks.finance.yahoo.co.jp
まず株価収益率(PER)から見ていきたいと思います。
適正値は15~20倍で、これよりも値が低いほど割安、高いほど割高とされます。
『ホットマン』の株価収益率(PER)は13.14倍と15倍よりも低いので、
単体で見れば割安、ということになりますね。
続いて、株価純資産倍率(PBR)。
企業の解散価値ともいえるこの数値は、1倍(株価と資産価値が同じ)がひとつの目安で、
1倍を下回ると割安とされるんだとか。
『ホットマン』の株価純資産倍率(PBR)は0.69倍と、1を下回っているので、
こちらも単体でみれば割安となります。
最後に、自己資本利益率(ROE)。
こちらは、10%以上だと、資本効率がいい、といえるんだとか。
ROE = PBR / PER
で計算できるので、『ホットマン』のROEは
ROE = (0.69 / 13.14) × 100 ≓ 5.25%
あれ?ちょっと低いかな??
こうしてみると、市場での評価が高くないから割安だった、
ということも考えられますね。
株価自体は上場後、今年の頭までは上昇、その後はやや下がり調子の様子。
▲(株)ホットマン チャート(2018.08.30 23:00現在)
最も他の指標や今後の方向性、現場の様子も加味しないと一概にはいえないと思いますが。
まだまだ勉強が必要のようですね。
※『ホットマン』さん、参考にさせていただき、ありがとうございました。
参考
Yahoo! JAPAN ファイナンス
https://finance.yahoo.co.jp/
【初心者向けコラム】PERの基本的な意味と使い方を知ろう | トウシル 楽天証券
https://media.rakuten-sec.net/articles/-/5418
PBR/株価純資産倍率 (ピービーアール/かぶかじゅんしさんばいりつ)| SMBC日興証券
http://www.smbcnikko.co.jp/terms/eng/p/E0024.html
「ROE」「ROA」で会社の効率性をチェック | SBI証券
https://site1.sbisec.co.jp/ETGate/?OutSide=on&_ControlID=WPLETmgR001Control&_PageID=WPLETmgR001Mdtl20&_DataStoreID=DSWPLETmgR001Control&_ActionID=DefaultAID&getFlg=on&burl=search_market&cat1=market&cat2=report&dir=report&file=market_report_dom_kachi_131023.html