ルーツから考えてみた! 株式と債券の違い

株式と債券の共通点と違い。
今回はそのルーツから2つの共通点と違いについて考えてみたいと思います。

まず、株式から。
時は大航海時代の1602年のオランダ。
アジアの香辛料をヨーロッパに持って帰れば莫大な利益が得られた時代。
しかし、その船路には危険はつきもの。航海の途中で難破したり、海賊に襲われたりと、
全く利益にならないことも多々あったそうです。
そこで、大勢でお金を出し合い、一人ひとりの損失を抑えつつ、
利益が出たら分配しよう、との考えのもと生まれたのが世界初の株式会社と言われる東インド会社でした。
関ケ原の戦いが終わり、江戸幕府が始まったのが1603年ですから、
当時のヨーロッパがかなり進んでいたことがわかります。

一方の債券のルーツはさらに古く、古代ローマ時代に、税金の変形として軍事公債を発行したのが始まりだとか。
要するに、戦争のために必要な資金のためのもの、というわけですね。

両者とも必要な資金を調達する、という点ではやはり同じですが、
株式は夢(莫大な富を得るという)を買うためのもの、債券は必要に迫られてといったところでしょうか。
(あくまで私の解釈ですが。)

うーん、それぞれの歴史も、なかなか奥深い。
掘り下げてみると面白そうですね。

参考
2. 株式ってなぁに? 株式のルーツを探ろう!~それは東インド会社から始まった | man@bow 経済について楽しく調べる!!
https://manabow.com/stock/chapter2/1.html

債券とは | 大和住銀投信投資顧問
https://www.daiwasbi.co.jp/fundcollege/investment/forex/index.html